ご依頼の概要

膝の手術中のミスを病院側が認めていた事例

<依 頼 者> 60代 女性 
<依頼内容>
 医療ミスに対する損害賠償請求
<結 果> 
 ご相談から約5ヶ月で、事前に提示された賠償額より約450万円UPして約1900万円で示談成立

解決に至った経緯

1
相談から依頼まで

 ご依頼者様は、膝の手術中のミス(医療過誤)により、後遺障害7級相当の障害がのこっていました。病院側は医療ミスを認めており、ご依頼者様へ示談金を提示していましたが、病院側の提示金額が適正なのか確認したいと思い、いかり法律事務所へご相談にお越しになりました。
 ご依頼者様の休業状況や手術前の収入状況などを確認したところ、病院側の提示された金額(事前提示額)よりも最終的な賠償額が増額する見込みがありましたので、その旨ご説明しご依頼いただくことになりました。

2
交渉

 ご相談前に病院から提示されていた金額は、
①傷害慰謝料・後遺障害慰謝料が裁判基準ではなかったこと、
②休業損害が確定申告に基づく所得金額を基礎収入として計算されていたこと、
③逸失利益が確定申告に基づく所得金額を基礎収入として計算されていたこと、
により、下記のとおり裁判基準や賃金センサスで算定するより、かなり低い金額で計算されていました。
 
 そこで、①傷害慰謝料・後遺障害慰謝料については裁判基準により、また②休業損害との逸失利益については、女性の全学歴年齢別の賃金センサスを基礎収入として再計算し、病院側へ提示いたしました。

3
解決

 休業損害と逸失利益の基礎収入については、金額を大きく左右する争点であったため、双方の主張が平行線となる場面もありましたが、粘り強く交渉し、ご相談から約5ヶ月で事前提示額よりも450万円UPの約1900万円にて示談が成立しました。

事前提示額より約450万円UPの約1900万円にて示談成立

依頼者の声

依頼者の声 ★★★★★
 最初から最後まで丁寧に対応していただき、ありがとうございました。
 碇先生からの依頼した方が良い‼という一言がなければ今はないので、とても感謝しております。ありがとうございます。
avatar
60代 女性
担当弁護士・事務からのコメント
 ご相談にお越しいただいた際には、ご依頼者様は謙虚なお人柄故か、ご依頼に前向きではないご様子でした。しかし弁護士は、後遺障害が残り、日常生活にも支障があるというお話しをお伺いし、是非適正な示談金をお受け取りいただき、今後の生活を少しでも良いものにしていただきたいと思いました。そのため、増額の見込みがあることをお伝えし、持ち帰りご検討いただきました。
 ご検討いただいた結果、ご依頼いただくこととなり、適正な示談金をお受け取りいただくことができました。
 ご依頼者様にも、ご納得いただける結果となり、弊所としても大変嬉しい結果となりました。
avatar
弁護士法人いかり法律事務所  ご依頼を頂きありがとうございました。

001158