ご依頼の概要

時効取得を原因として和解で土地を取得できた事例

<依 頼 者> 80代 女性 
<依頼内容>
 所有権移転登記手続請求
<争点>
 長年居住していた土地所有権を取得することができるか
<結 果> 
 訴訟手続きにより本件土地を取得し、売却することができました。

解決に至った経緯

1
相談から依頼まで

 ご依頼者様は、所有し占有していた土地を売却しようと売却手続きを進めていたところ、所有する土地の一部が第三者の名義で登記されている事が判明しました。土地を売却する為には、その第三者名義の土地(以下、「本件土地」という。)も合わせて売却した方が良いと思ったことから、どうすれば良いかといかり法律事務所へご相談にお越しくださいました。

2
訴訟

 ご依頼者様は、20年以上本件土地を占有(今回の場合は、居住)していたことから、本件土地を時効取得したとして、本件土地を取得するために訴訟提起することにしました。
 本件土地は、所有者が亡くなられていたことから、相続人を相手方として訴訟を提起致しました。

3
解決

 当方は、時効取得を原因として本件土地の所有を主張し、相手方は、時効取得の要件は成立していないので本件土地の所有権が必要であるならば、代償金の支払いが必要であると主張をするなど、訴訟は難航いたしました。
 しかしながら、交渉等により無事に訴訟内で和解が成立し、ご依頼者様のご意向どおり本件土地を取得することができました。

訴訟手続きを経て、時効取得を原因として和解で本件土地を取得

依頼者の声

依頼者の声 ★★★★★
 大変お世話になりました。
 ややこしい問題でしたが、解決にお導きくださいまして心より感謝申し上げます。途中には綿密な経過報告書や計画書など書面もたくさんいただき、他の案件と並行して作業されていたと思いますので、大変ご苦労されていたことと思っております。
 おかげさまで思い残すことはなにもなくなり、私共は安心して生活できております。ありがとうございました。 
80代 女性
担当弁護士・事務からのコメント
 今回は、問題となる土地の所有者が亡くなっており相続が発生していたことから、相続調査等を行うことに時間を要しました。その結果、相続人が複数存在すること等から訴訟提起を行う必要となりましたが、無事に、ご依頼者様の当初のご意向通り本件土地を取得することができ、また、事件終了後のコメントでは、安心して生活が出来ているとのことで、弁護士・事務局共に大変嬉しく思っております。
 今後もいかり法律事務所では、ご依頼者様に満足していただけるよう日々努めて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
弁護士法人いかり法律事務所  ご依頼を頂きありがとうございました。

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