ご依頼の概要
<依頼内容>
慰謝料の増額請求を受けていた
<争点>
①過失割合
②後遺障害認定の有無
<結果>
当初の過失割合について、相手方は当方対相手方=4:6を主張していたが
→当方の過失対相手方=2:8で合意し、また後遺障害等級14級も認定され、約270万円の損害賠償請求に成功
解決に至った経緯
他の弁護士からの紹介など縁があってで依頼を受けることになりました。
相手方車両が一旦停止せずに交差点へ突然進入して生じた交通事故で過失割合が争われ、事故による傷害がむち打ち症であった事案で、当事者だけの交渉では過失割合についての合意に至ることや、後遺障害等級の認定は難しい事案でした。
実況見分調査を精査し、依頼者のお話をよく詳しく丁寧に伺い、通院先への医療照会や医療調査会社の協力も得たことで、当初相手方が主張していた当方の過失割合を小さくし、後遺障害等級14級の認定を受けることができました。
相手方は一時停止義務違反、前方注視義務違反を争いましたが、最終的には当方の主張を十分に考慮した有利な示談金が提示されました。 相手保険会社も当方の主張の妥当性を理解していただけ、最終的には相手方保険会社が治療費等の既払い額を除き、約270万円支払う内容で解決ができました。
解決結果、慰謝料約270万円の損害賠償請求に成功
依頼者の声
後遺障害を認めてもらうために尽力頂きありがとうございました。
相手保険会社からの提示が自分に不利なものであっても、相手方保険会社の発言を鵜呑みにしないことが大切です。当初は保険会社から6対4の提示を受け、ご本人もご納得できない様子でした。弁護士にてご本人からの聞き取りを丁寧に行い、警察の実況見分調書などの客観証拠を取り寄せるなどし、証拠に基づいて粘り強く交渉した結果、無事に8対2で解決できました。また、後遺障害等級の認定にあたっても、一般的にむち打ち症での後遺障害等級の認定を獲得するのは決して容易なことではありません。しかし、本件ではご本人が強い痛みを訴えており、治療も長期化していたことなどから、粘り強く、14級の判断基準などの専門的知見を踏まえて弁護士意見書を作成して申請したところ、無事に14級の認定を獲得できました。最終的に、無事にご本人のご納得できる形で解決できて良かったです。