ご依頼の概要

個人・高額な原状回復費用の請求を受けた事例

<依 頼 者> 30代 男性
<依頼内容> 原状回復費用等請求事件
<争 点>  原状回復費用額の妥当性
<結 果>  請求額の減額が成立した事例

解決に至った経緯

1
相談から依頼まで

 住んでいたマンションを引っ越す際に高額な退去費用(原状回復費用)と違約金を請求され、相手方から訴訟を提起されたので、その金額が妥当かを含めて相談したいとご相談に来所されました。

2
訴訟

 ご依頼者様は、仲介業者から、ペットの飼育が可能なマンションを探してもらい紹介を受けていました。そのため、居住していたマンションがペットの飼育不可のマンションとは知らずペットを飼育していました。
 居住していたマンションは、ペットを飼育している場合の敷金礼金と、飼育していない場合の敷金返金の金額が異なっていました。入居時に重要事項説明も行っており、契約書にも記載があることからペットの飼育について管理会社へ報告がなかったのは、積極的に隠そうとしていたからでありペットによる住居の破損についてはご依頼者様に責任がある、というのが相手方の主張でした。

3
解決

 当方は、積極的に隠していた事実は無く、実際に仲介業者の担当者にはペットを飼育していることを伝えていたこと、管理会社にもペットを飼育していることを報告していたこと等を主張しました。
 また、相手方の原状回復費用の請求書を、ガイドライン(国土通省・原状回復をめぐるトラブル)に照らし合わせ、項目毎に精査し反論を行いました。
 双方の主張がなされた後、裁判所より和解案が提示され、調停にて解決に至りました。

原状回復費用約160万円の請求から100万円減額ができた事例

依頼者の声

依頼者の声 ★★★★★

 長期間に亘り、ご対応いただきありがとうございました。先生にはご苦労をおかけしましたが、最終的に解決に至って良かったです。

30代 男性
担当弁護士・事務からのコメント

 高額な原状回復費用を請求され、大変驚かれたことと思いますが減額にて和解が成立し安心いたしました。
 もしお引越しの際に高額な原状回復費用を請求された場合には、ガイドラインに沿った手続が履践されているか確認したり、法律事務所にご相談されることをオススメ致します。

弁護士法人いかり法律事務所  ご依頼を頂きありがとうございました。

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